奮闘記 11 ☆ 事業計画書

屋号がmarshmallowに決まり、更に具体的にネットショップの内容を詰めていった。

創業セミナーの合間に、ありとあらゆるネットショップセミナーにも通った。
東京の渋谷にある大手ハンドメイドサイト運営会社で行われたセミナーにも行った。
ネットショップセミナーに参加する度に、担当スタッフに
『ハンドメイド作家が入力フォームに作品を出品して販売するネットショップを運営したい。』
と相談した。

しかし、全て返ってくる言葉は

『坪内さん。それは個人では管理が不可能です。サーバーも100万はかかります。企業では可能ですが、個人でましてや初心者でこの運営はお勧めできません。
他の方法を考えられたほうがいいですよ。』

だった。

専門家がこう言うなら不可能なんだろう。
どうにもならないことってあるのだ。

私は、ネットショップの運営方法を再考することになった。

そして、創業セミナー第2回目は主催銀行の名古屋営業所の所長さんの講話だった。

内容は、
愛知県の創業率について
女性の創業について
(当時、国が女性起業を推進していました)
事業の開業資金について
銀行融資について
などだった。

銀行から事業資金を融資してもらうために、事業計画書という書類を書く必要があるということをこの時に知った。

事業計画書とは、事業内容や企業の戦略・収益の見込みなどを説明するための文書。

見るとわかっていただけると思うが、なんじゃこりゃ?なのである。

事細かく必要資金などを記入する項目があり、内容がしっかり書けていないと融資審査が通らないこともある。

セミナーでは、融資受ける受けない関係なく、自分の事業について事業計画書を記入するという課題が出された。
1週間で完成させなければならない。

ネットショップの運営方法も考え直さないといけない私はまたまた大パニックに陥った。