奮闘記 18 ☆ 運命の出会い

2015年9月。

ネットショップの運営イメージも固まってオープンも12月に決まった。
(なぜ12月にしたのかはまた別のお話で)

オリジナル商品を作ってもらうハンドメイド作家さんを探す時期に入った。

スケジュールとして、10月には製作に入ってもらわないといけないため、私はSNSや友達の紹介などで見つけたハンドメイド作家さんにメールやメッセージでオファーの依頼をかけていた。

20人ほどにオファーをかけたが、オープン前そして何の実績もない個人でやっているネットショップオーナーの依頼を2つ返事で快諾してくれる作家さんはほとんどいなかった。

委託販売のベテランである作家さんに
『売れないと思いますよ』
とも言われたこともある。

それでも、私は諦めることはなかった。

ある日、SNSを見ていたら名古屋の百貨店でハンドメイド作家が集まる販売店のポップアップイベントが開催されていることを知った。

ラインナップを見ていたら、別のハンドメイドイベントで素敵だなと思って声をかけた作家さんのブランドもあったので、また見に行くことにした。

翌日、百貨店に行き、ポップアップイベントのコーナーへ。

ジャンル問わず、個性のある作家さんの商品がずらり並んでいた。

以前、声をかけた作家さんが在廊していたので、また見に来ました^ ^と商品を購入し、在廊していない作家さんの商品も見てみることにした。

店内を見ていたら、私の視界に入ってきたブランド。

唇のマークが入っていてハンドメイド商品をリサーチし始めてから見たことのないデザインと色合いに衝撃を受けた。

作家紹介のポップを見たら、
日韓ハーフのデザイナーが生み出す
と書いてある。

私は韓国の某バンドが大好きで韓国も好きである。
一気に興味が湧いた。
デザインも韓国を感じさせる。

この作家さんに会いたい!

ブランドカードを持ち帰り、その日の夜、そのブランドと作家さんのSNSにコメントを入れまくった。

『ぜひお会いしたいので店頭に立つ日はありますか?』
『来週店頭におります』
『来週行きます!』

こんなやり取りをしたと思う。

これが、私の戦友であるJoa(現 Joa+)のオーナーデザイナー 山田恵さんとの出会いだった。