奮闘記 3 ☆ 起業決意と波乱の幕開け

主人に、ハンドメイドで起業をすることを伝えた。

「具体的に何をどうするの?」

「まだ何も考えてない。」

「0点。まず紙に今の時点でハンドメイドでどう起業するのか思いつくまま考えを書いて明日提出して。」

は??私、奥さんなのに会社の部下に指示してるみたいやん!!
(今振り返ると最悪なマインドですw)

イラッとしながら、白紙の紙に考えを書こうとする。

しかし、なかなか文字が出てこない。

私は、結婚1年後からしばらくブログを書いていた。

その日の晩御飯や購入した日用品紹介など内容はたわいもないが文章を書くのは好きだったし、学生時代の文芸部で小説を書いたこともあった。

なのに、頭の中の考えがアウトプットできないのだ。

「ねぇ・・・全然書けないんだけどどうしよう。」

「最初から完璧に書こうと思うからや。ふせん使って整理してごらん。」

そう言うと主人が筆箱から、ふせんを取り出した。

「これから、悩んだり迷ったらまず、ふせんに1枚1枚思いつく言葉を書いて紙に貼ってみて。単語でもいい。思いつくことを思いつくまま書き出して頭の中の考えを出力しな。出し切ったらそれを見ながらまとめればいい。やってみ。」

なんだそれ?よくわからないけどここは素直にやってみるか・・・

主人に言われた通りに思いつく考えをふせんに1枚1枚書いてみた。

・ハンドメイドで起業する
・でもアクセサリーとか作れない
・ハンドメイドやってる知り合いが近くにいない
・教室に通ってハンドメイドを勉強する

など、今振り返るとなんともひどい内容を書いていた。

出来ないこと・やれないことが多すぎて私の手探りの起業準備はいきなりピンチ到来で幕が開けた。